・・・・・
| .部会トップページに戻る
|
||
| ................ | 音 楽 部 会 研 究 計 画 T 研究主題 音に心を動かし音楽活動を楽しめる子を育む授業のあり方 ―教材の指導法と主体的な音楽活動の追究― U 研究目的 1. 研究の経過 『音楽』は,人々に楽しさや感動,精神的な安らぎや生きる喜びを与えてくれる。私たち音楽部会は,音楽のもつ魅力を最大限に生かし,豊かな心をもつ子を育てるための授業のあり方を探求してきた。 今年度は2年次計画の1年次目として,音楽科として教えるべきことを,どのようにこどもと取り組んでいくかについて研修をすすめてきた。私たちは,こどもが生き生きと活動しながら,表現する力を身につけていける授業を積み重ねていかなければならない。そのためには,教師が主体性を持って評価をし,ひとりひとりのこどもに必要な力が何かを見極め,個に応じた指導をしていく必要がある。 そこで,「どのような教材で何をどのよう指導するのかを究明する」ことと「教師も感性を磨き音楽体験を深め、音楽を伝える喜びを味わう」の2点を研究の柱として,重点的に取り組む研究内容を「教材の指導法の追究」と「主体的な音楽活動の追究」として設定した。 限られた授業時数の中では,題材の目標を1年間の学習目標や小中9年間の音楽科の目標につなげて,教材の選択をして指導や評価を行わなければならない。1時間の授業を組み立てる際に,どのような教材で何をどのように指導するのか,ということを明確にしていくための具体的研究テーマを,小学校では「教材の持つ力を引き出した1単位時間の指導のあり方」,中学校では「こどもが主体的に音楽活動に取り組む1単位時間の指導のあり方」とした。 また,音楽の授業では,指導者とこどもの心の結びつきが大切である。教師が音楽を楽しんでいなければ,こどもが音楽を楽しむことは難しい。私たち教師も感性を磨き音楽体験を深め,音楽を伝える喜びを味わうことが大事であると考えた。 この研究をすすめていくために,今年度の研究テーマの周知を図るための模擬授業と学習会を行った。その後,部会員全員が「レポート」に実践をまとめて交流し,市町村ごとには授業研や実技研を行い,研修を深めてきた。 小学校部会では,各学年ごとに教材を決めてレポートを作成し,二次集会でレポートを基にした授業研究・学習会を通して1単位時間の指導のあり方について,実践的・体感的に追究することができた。中学校部会でも教材を決めてレポートを作成し,二次集会の授業研究で指導と評価の一体化を図った学習指導のあり方について,共通の課題意識を持って追究することができた。小中ともに教材を絞りこんでレポートを作成したことで,研修がとても深まった。中学校部会では学習会で和楽器(琴)の指導に関する研究を模擬授業を通して行い,研修を深めるとともに音楽体験を深め,音楽を伝える喜びを味わうことができた。 小学校部会では,レポートが二次集会の場でも活用できるようにすすめてきたが,更に一人ひとりの実践や考えを引き出せるように工夫していく必要がある。中学校部会では,共通の教材を研究することで,一単位時間の指導のあり方,評価のあり方等について具体的な実践を通して検証することができた。実践的・体感的に研修できる機会を更に増やしていきたいと考える。 2. 主題設定の理由 私たちは身の回りのどこからでも,音楽を手に入れることはできる。耳に入った音楽に心を動かし,同じ音を自分も演奏してみたいと感じることが音楽表現の原動力となり,楽譜を読む力,演奏する力,そして表現する力を身につけたいという必要感が生まれてくる。しかし,そうした必要感は,心を動かすような音との出会いが無ければ生まれない。おもしろい,楽しいと感じた音だけが,音楽として心の中に入り,心を動かすのである。 では,学校教育の音楽では,心を動かす音との出会いをどうやって作り、「音楽したい」と感じたこどもたちに何を教えればいいのか。音との出会いは教材であり,教材を伝えるときには,あらゆる場面を想定して,指導計画を立てていかなければならない。それは,教師やこども同士の中での認め合いがあり,こども自身が気がつかなかった自分のよさに目を開き,学ぶ楽しみをもつことができるような指導過程である。 心を動かす音との出会いの場をつくり,表現したいという思いや願いを実現する過程の中で,認められた喜びを感じさせることで,音楽活動を楽しめる子が育つと考え,主題設定をした。 V 研究内容 1. 研究の総括的内容 (1)教えるべきことを,どのようにこどもとともに取り組んでいくか考える。 「どのような教材で,何をどのように指導するのか」 (2)指導者とこどもの心の結びつきを強める。 「教師も感性を磨き音楽体験を深め,音楽を伝える喜びを味わう」 2. 本年度の研究内容 (1) 教材の指導法の追究 〜教材の持つ力を引き出した1単位時間の指導〜 教師は,自分が受け持つこどもたちに,1年間でどのような力を身につけさせたいかを考えながら,指導計画を立てる。年間指導計画をもとに音楽的内容を明確にして,ねらいをはっきりさせた授業を組み立てるためには,配列した教材の魅力を存分に引き出す指導法を追究し,その教材だからこそできる豊かな音楽体験を積み上げていくことが大切である。 一つの教材の魅力を引き出しこどもの意欲を高めるためには,自分以外の指導者が,その教材でどのように指導しているかを学び,多様な見方・考え方に触れることが必要である。同一の教材を通して実践や指導上の問題点について広く交流し合い,その交流をもとに各自の実践を更に充実させていきたい。 (2) 主体的な音楽活動の追究 〜こどもの創意工夫を生かした指導と評価〜 音楽科の時数が減ってからというもの,私たちはこどもに教えるべきことを整理し,少ない時間の中でどうやって効果的に指導していくかということに苦心して授業づくりをしてきた。しかし,授業時間の中で音楽活動の主体者はこどもたちであり,そのこどもたちが主体的に音楽活動を楽しめる授業づくりをすることが,音に心を動かし音楽活動を楽しめる子を育む授業の大前提となる。そのためには,どの領域であっても,こどもたち自身が主体的に創意工夫して音楽活動に取り組む場面をつくるとともに,主体的に活動する姿をみとり,更に意欲を高めて学習できるような働きかけをしていくことが大切である。 こどもたちが主体的に音楽活動に取り組み,自ら創意工夫する場面をつくるためには,教師もまた感性を磨き,音楽体験を深め,音楽を伝える喜びを味わう体験を重ねることが大切である。 (3) 具体的研究テーマ ○ 小学校 〜 教材の持つ力を引き出した1単位時間の指導のあり方 ○ 中学校 〜 こどもが主体的に音楽活動に取り組む1単位時間の指導のあり方 W 研究方法 1. 研修会 (1)今年度の研究のすすめ方に基づいた,学習会を開催する。 (2)課題を明確にし,指導の手がかりを得るために,実技指導研修会を開催する。 (開催場所・内容は,次年度の第二次集会開催市町村部会を優先する。) (3)今次研究に有効な教材や指導事例の紹介,部会員の声や問題提起を盛り込む等,より開かれた部会誌『石音』の発行に努め,共通理解をする。 2.市町村部会 (1)研究推進委員は,研究主題・研究内容・研究方法などについて,部会員ひとりひとりがその取り組みを明確に把握できるように啓発に努める。 (2)研究主題解明に向けて,研究組織・研究の進め方について確認しあい,年間構想を立案する。 ア.個人の具体的研究テーマに基づくレポートの集約と交流をする。 イ.学習会や実技研,授業研などを位置付けて,研究主題の実践検証を行う。また,その資料は,全部会員に還流する。 ウ.第二次集会開催時期をめどに,それまで実践検証した研究の成果や反省を研究推進委員がまとめる。 エ.可能な限り,校区内の小中学校の実態交流を行う。 3.個 人 (1)具体的研究テーマ・教材に基づくレポートを作成する。 ア.形式は,研究員の提示のものとする。 イ.8月下旬までに提出する。 4.管内第二次集会 (1)集会開催市町村部会においては,公開授業等,課題解明に結びつく研修の場を設定する。そのために,研究グループを組織して,より主体性の強い共同研究を進める。 また,研究演奏については,開催市町村部会の実態に合わせて考える。 (2)市町村部会でまとめられた研究の成果や問題点,集約された具体的研究テーマに基づくレポートを持ち より,分科会を構成して交流する。また,分科会では,学習会や実技研を含む内容で行う。 第二次集会開催地は原則として,千歳―広島―(当別・新篠津)―江別―石狩―恵庭の順番とする。当 別・新篠津については、体制が整った場合このサイクルに組み入れる。 X 研究体制 1.組 織 石教研音楽部会 ――― 推進委員会 ――― 市町村部会 ――― 個 人 役員会 *それぞれの職務が円滑に行われるように適宜,役員会・推進委員会を開催する。 2.各役員の業務分担 ○部 長・・・部会業務全般(渉外業務も含む),講師・助言者選定 ○副 部 長 ・・・研究計画立案,全般的研究方法の検討,学習会実施要領の検討,「石狩の教育」執筆, 講師・助言者選定 ○研 究 員 ・・・部会研究の具体的方法の検討,「石狩の教育」執筆 ○教育課程研究員・・・石狩の教育課程の作成,「石狩の教育」(教育課程関係部分)執筆 ○事 務 局 長・・・運営全般,情報誌発行 ○事務局次長 ・・・一般会計,諸会議録作成 (文責 吉弘 文人) |
................ |
|
|
||