[研究目的]
1.研究の経過
◆これまでの取り組み◆
石狩教育研究会(以下、石教研)では、平成12年から平成17年度までの6年間をひとつの大きなまとまりとして、
@第1期(平成12〜13)は、
「生徒が基礎・基本を着実に身につけるための、生徒が学ぶことの楽しさや充実感を味わえるような学習活動の工夫」をテーマに授業展開の中で数学的な活動の
工夫をすること
A第2期(平成14〜15)は、
第1期に加え「指導の充実を図るための評価の工夫」にも視点を当て、復習問題を含んだ自己評価の方法について
B第3期(平成16〜17)は、
「生徒が学ぶことの楽しさや充実感を味わえるうな活動の工夫」を大切にした授業研究を進める中での、「思考を膨らますことのできる数学的な活動の工夫」と「生
徒の数学的な活動に対する適切な評価活動の工夫」について
という研究に取り組んできました。
◆昨年度までの取り組み(最近2年間)◆
平成18年度からは、
「生徒の考えようとする学習意欲(内的動機づけ)を引き出す授業の構築」を目指し、4年間の研究をスタートさせました。
平成18〜19年度は恵教研(恵庭市)を中心グループとし、研究を進めてきました。恵教研では、
平成18年度
『新しい知識と既習の知識とのつながりや対比をすることを通して、新しい知識を確実に獲得することを授業の中で生徒がすることにより、「できる」「わかる」につな
がることと考える』
平成19年度
『新しい知識と既習の知識とのつながりや対比を意図的に行わせることで、生徒が「わかる」「できる」ということを実感できる授業づくりを創造することができる。』
と設定しました。
具体的な取り組みとして、
@授業の中でつながりや対比をする工夫をする。
A本時のまとめを書かせる
Bまとめを活用することを繰り返していくこと。
この3点を繰り返していくことで、「できる」「わかる」につながると考え、実践してきました。
◆2年間の成果と課題◆
この2年間の成果としては、
・授業の導入や生徒に疑問を持たせる題材を工夫することにより、生徒の関心・意欲を引き出すことができた。
・本時のまとめは、「振り返りに利用できる」「導入しやすい」「再確認しやすい」など既習の知識と新しい知識との関連をはっきりさせていくのに効果的である。
・既習事項との対比や振り返りシートの活用は、前時からのつながりを考えさせる上で有効である。
・わかったことを自分の言葉で書かせたり確認問題を行う中で、次時の問題解決にいかしていく工夫が見られ、今後の意欲をつなげられた。
また課題としては、
・自分の言葉でまとめられない、論理的に事象を考えることができない生徒に対し、どのような手だてをとり、身につけさせていくか
・どのように評価していくか
という点が挙げられた。
2.主題設定の理由
この2年間の研究において、生徒自身の問題解決のサイクルに視点をあてて、「できる」「わかる」が実感できる授業づくりを構築してきました。
これをうけ、今後2年間では「自己評価」の研究を深め、学習サイクルとの関連を考えた授業研究に取り組むことで「進んで課題解決しようとする生徒」の育成が
図られると考え、下記の研究仮説をもとにして主題を設定しました。
3.研究仮説
学習のまとめとして、生徒自身が学習内容を振り返り、自己評価・自己診断することで、自らの達成度を知り、新たな課題を発見
することにつながることから、次なる学習への内発的動機を生み出すことができる。


平成20年度 研究主題
「進んで課題を解決しようとする生徒の育成」
〜生徒の内発的動機が起こる授業づくりを目指して〜 |